都内進学塾を20年経営してきて起こった様々な人間模様
                 
                 クロピーの「言ってる意味わかります?!」
クロピーこと、私黒沢正樹が日々思う色々なことをここでは好き勝手に語ってみよう!というコーナーです。詩人モードに突入すると、次から次へと言葉が溢れてくるのです。その言葉を忘れないように書き留めておきたい!というクロピーの想いを聞いてやって下さい!

  


  
★Vol.8  「4−3=5」

雑誌「化学と工業」から抜粋(クロピー執筆原稿より)
              
 受験をしない小学校6先生の算数の時間に出した問題です。

  生徒達は「こんなはずないよー。」といいながらも、いろいろ考えている様子でした。結局その時には答えが出ず、次の日までの宿題となりました。私は「四角形ー三角形=五角形」という答えを用意しておいたのですが、ある生徒が「時計の4(20分)から3(15分)を引くと5(分)になる。」という答えを考えてきました。ほかの生徒から「なるほど・・・」というため息がもれ、私もつくづく感心させられました。

 正解は1つでなくても良いと思います。いや、正解のない問いだからこそ自由に考えさせることによって独創性を育てることができるのだと思います。

 今の子供たちは、学校でも塾でもやはり公式や知識をつめこまされ、いかに短時間に正解を出せるかという訓練ばかりで自分で考えるということができなくなってきています。このことは生徒たちのせいでなく、やはり教える側に問題があるのではないでしょうか?

 現在私も含めて教師と呼ばれ、人に何かを教える職業に携わっている人のほとんどが、その小中学校時代成績の良い生徒だったと思われます。そしてこのことは逆に人を育てる立場になったとき、一番大切なことを見えなくしてしまう大きな原因になると思うのです。

 つまり成績が良かったということが、どうしても答えが正しいかどうかという点にばかり目をいかせてしまいその課程や誤った考え方を見落としていまいやすいものです。大事なのはなるべく教えないで学ばせるという授業に私達教師がどれくらい努められるかなのです。教師が教える時に、初めてそのことがらを見る立場にたって、生徒たちと一緒に考える事ができたら・・・私はこんな気持ちで自分の塾を育ててきました。

 六畳一間から始めた塾ですが、今では4つの教室に500人からの生徒を持つようになりました。しかし、どんなに規模が大きくなっても、いつも子供たちに感動を与え続けられるような存在でありつづけたいと思っています。

初心を忘れないで・・・
 
塾をはじめて5年目、クロピー28才のときの原稿です。あれから何年経っても日々実感するのは、どんな時でも初心を忘れないでいるということが本当に大事なんだという
ことです。

 そして、人に感動を与えられる存在でありつづけたい思いまた、自分もいつも感動できる人でありたいと思っています。

 

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