都内進学塾を20年経営してきて起こった様々な人間模様
                 
                 クロピーの「言ってる意味わかります?!」
クロピーこと、私黒沢正樹が日々思う色々なことをここでは好き勝手に語ってみよう!というコーナーです。詩人モードに突入すると、次から次へと言葉が溢れてくるのです。その言葉を忘れないように書き留めておきたい!というクロピーの想いを聞いてやって下さい!

  


  
★Vol.6 こわーいこわーい、本当にこわかった話。

誰が責任とるんだって言われても〜
「だから、誰が責任とるんだって言ってるんだよ!」
「・・・・・・」
「だから誰が責任とるんだって言ってるんだよ!」
「だから誰が・・・・・」

 これは、塾をはじめて10年目の頃だったと思います。毎年、恒例になった夏の合宿(2泊3日)での出来事です。河口湖の近くのホテルに生徒200人、引率の先生30人、観光バス5台という大掛かりなものでした。朝から夜中の2時ぐらいまで勉強というスケジュールだったと思います。

 そんな2日目の夜、ホテルに外線からの電話がありました。責任者の方にお電話ですということで、とりあえず当時の副塾長が応対したそうですが、解決せず、僕のところに
回ってきました。

○○組?! 100万円で落とし前?! どっちにしても、なんだこりゃ!
 
「どなた様ですか?」と僕が聞くと、生徒の親らしいのですが「誰が責任とるんだよ?!」としか言いません。  「別に心配はありません。」「明日には、家に帰りますので」と言っても、全然聞く耳をもちません。

 それどころか、口調がだんだん激しくなり、ついには
「おれは、○○の組のもんだけど、今から若い衆をそっちへ向かわせるから」
「どうなってもしらねーぞ!」
「しめに行かせるからな!」

  僕も200人からの生徒を預かっている立場として困りながら「それは、困ります」
「なんとかなりませんか?」と聞くと、なんと「それじゃ、100万円持ってこい!」
「それで、落とし前つけてやる!」

厳重警備体制と恐怖感とのせめぎあい
 そして、それから電話で話す事4時間ぐらいだったと思います。切っても切っても掛かってくるんです。とにかく、何かあったら大変だということで、全部の生徒にどんな事があっても、部屋には鍵をかけて外に出ないようにと言いました。

 各先生を、それぞれの入り口や廊下の要所に配備し、一番若くて元気のいい先生数人と僕とで
正面玄関のロビーで朝まで警備ということになりました。

 あの時は、とにかく生徒に何かあったら大変だということしかなかったと思います。
今冷静に考えれば、何かあったら警察に通報するしかないんですが、あの時はどんなことがあっても自分達でなんとか生徒を守らなければというある種正義感のようなものと、やはりその筋の人達が来たらどうしようという恐怖感のようなものが混在していたと思います。

  若い先生達と話す会話の中で「ナイフで刺されたら、痛いでしょうね?」
「死ぬかな?」「・・・・・・・」

結局のところ・・・
 結局、朝まで警備しましたが、何も起こらず眠そうな目をしながら、東京に帰ったのでした。

 今、思い返せば微笑ましく、懐かしい思い出ですが。くろぴー先生、若かりし青春の1ページです。しかし、そのときは本当に、こわーいこわーい1日でした。

 

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